LEDに潜む管球交換のリスク
きちんと理解して事故を”0”に!。
当たり前のことですが・・・。
少しでも費用を安く抑えたいのは、誰でも同じだと思います。
しかし少し待って下さい。
私は、高所に設置された器具の点検やメンテナンスを3年に1回でもされているという話は、聞いたことがありま
せん。
「設置してくれた業者にすべて任しているから。」
でも事故の責めを負うのは設置業者ですが、信用を失うのはお客様です。
だから目先に囚われない判断の基準をお伝えします。
設置後10年未満の器具である
なぜ基準が10年?
LED照明は、3年・5年・10年とメーカーによって保証期間が様々ですが、それは管球のお話。
従前から使っている器具は、これまで使ってきた10年に加え、付け替えたLEDの期待寿命と合わせて20才になり
ます。
器具自体の寿命は10年とされている訳ですから、プラス10年のオーバーワーク。
器具メーカーの保証が受けれる訳はなく、故障も事故もお客様の自己責任となってしまう可能性がございます。
器具改造を行わない管球交換
器具改造の問題点
蛍光灯や水銀灯の多くは、安定器を経由して照明器具を点灯させます。
しかし、LEDの場合は、電源ユニット(交流を直流に変換する変換装置)を使いLED発光体を発光させます。
つまり、使っていた器具にもともと付いている安定器をバイパス(電気が経由しない)する作業が根本的に必要と
なります。(これをバイパス工事と呼んでいます)
また最近では、工事を必要とせずそのまま差し替えて使えるものも発売されています。
とても便利なのですが、全者は「改造」。後者は「老朽化した安定器」が問題になります。
いずれの場合もメーカー保証の対象外であるばかりか、工事を行った業者も「お客様が
行う作業を代わって請け負った業者」という扱いなので、責任の所在は明確ではありません。
「こんなはずではなかった」と後悔しないために知っておいて頂きたいことです。
保証/サービス体制が整っている
そんなリスクは分かっているとおっしゃる方へ
当社では、誠に申し訳ございませんが、お役に立てることは残念ながらございません。
しかし最後にお伝えしたいことは、「争える材料を揃えて頂く」ことです。
・製造物責任保険(PL保険)に加入していて、作業後に発生した事故に対応できる。
・交換作業時に電線被覆の状態を報告してくれる。(発注後なら業者の変更は手遅れですが)
・メーカーの対応を勉強しており、味方となって親身に相談できる。
最低限この3点は確認して頂いた方が、お客様の為になると弊社では考えています。